11月19日(金)放送『伊藤洋一のRound Up World Now!』の文字起こし


11月19日(金)放送の伊藤洋一のRound Up World Now!をテキスト化しました。

今週の放送内容


ここまで文字起こし終了


冒頭部分

冒頭部分
伊藤 皆さんご機嫌いかがですか。伊藤洋一
岸田 岸田恵美子です
伊藤

今週は菅政権の閣僚による失言が「1日に5人の閣僚が頭を下げた」とか。「国民の期待を背負ってスタートした わけですから、それなりきの成果を上げてもらいたいな」と思うのですけれども。
これ といった成果が まだ無いままなので、「右から左まで 結構バラバラな所帯から成り立っている」という ところが影響しているのだろうと思います。

自衛隊を「暴力装置」とか、それは国家間に係わる問題なので自衛隊の隊員に失礼というより、もっと大きな問題があると思いますし。
柳田法務大臣は、国会答弁を見ていても「不適」ですよね、適任ではないですよね。
自分でも「新幹線の中で移動しながら、自分に『法務大臣になってくれ』と言われたことに びっくりした」と言ったらしいのですけれども。

岸田 えぇ。
伊藤

そういう意味では人事を間違えているのでしょう。
そういうものも含めて「引きずらない」という事が菅政権の重要なポイントだと思うのですけれども、まだ引きずっているようなので

そろそろ立て直しをしないと民主党そのものが国民から見放される可能性があるのではないかと思いました。

岸田 それでは、伊藤洋一round up world now!
この番組は『ソフィア ホールディングス』の提供でお送りします。


今週【月日(金)】のニュースファイル

今週【月日(金)】のニュースファイル
岸田 伊藤洋一round up world now!
一週間の主な出来事をピックアップして
伊藤さんに解説していただきます。

その前に、番組が選んだ今週のニュースファイルです。

岸田

内閣府が発表した2010年7〜9月期のGDP速報値は、物価変動の影響を除いた実質で前の期と比べプラス0.9%、年率換算ではプラス3.9%となり、4四半期連続でプラス成長となりました。

エコカー補助金終了や たばこ増税などをにらんだ駆け込み需要に猛暑効果が加わり、個人消費が大幅に伸びたのが要因です。

伊藤

「11月に入って人の動きが結構目立つな」と思います。
夜の街を歩いていても、結構人が出てきている。

それは多分 企業業績が良かったりして冬のボーナスが増える予定なのですよ。
ただし、単価が飲食店でも一皿270円,280円とかが主流になってきて、
10皿売れても2,700円ということで単価が落ちてきているので、売り上げが そんなに伸びるかどうかは分かりません。

岸田

アメリカの大学などがつくるスーパーコンピューターの性能ランキング「TOP500プロジェクト」で、中国国防科学技術大学の「天河1号A」が1位となり、3位にも中国の深セン国立スパコンセンターの「星雲」が入りました。

日本が国家プロジェクトとして開発し富士通が製造する次世代スーパーコンピューター「京(けい)」は、今回、組み上がった一部システムのみで性能評価に参加したため、170位でした。

2012年6月には計画通りの性能を達成する見通しですが、中国勢などとのコスト競争にも目配りした開発体制が必要になりそうです。

伊藤

日本の「京(けい)」について言えば「稼働率5%の段階で170位に入っているので、それがフル稼働すると相当上がってくる」ということだと思います。

中国のスパコンがアメリカ製のCPUを使っているから大したことないかと言えば そんなことはなくて、
先ほど見た海外の新聞では「中国が無人飛行機を作った」と言う記事がありまして、「それがアメリカにとって最大の驚異である」というようなことが書いてあります。

テクノロジーを中国は物凄くスピードを速く推し進めていると思うので、そういう意味でも「日本は2位じゃなく、頑張らなくては いけないな」と思います。

岸田

EU=ヨーロッパ連合・統計局は、ギリシャの2009年の財政赤字GDPに対する比率が、15.4%になったと発表しました。

ギリシャ財務省は「2014年に財政赤字の対GDP比率を3%未満にする努力を続ける」と表明しています。

伊藤

「来週(24日)もポルトガルで緊縮財政反対のゼネスト*1が行われる」という予定になっています。

そういう意味では、ヨーロッパの問題は各国経済が抱える問題と 一進一退だと思います。

ゼネスト(ゼネラル ストライキ)【general strike】
全国全産業の労働者が一斉にストライキを行うこと。
1都市または1産業部門全体の労働者が協同して行う大規模のストライキにもいう。
ゼネスト。総罷業。総同盟罷業。

引用元:広辞苑 第六版:岩波書店

岸田

JAXA=宇宙航空研究開発機構は、小惑星探査機「はやぶさ」のカプセル内で、小惑星イトカワ」の微粒子を確認したと発表しました。

人類が月以外の天体に着陸して採取物質を持ち帰るのは、これが初めてです。

伊藤

「実に素晴らしいな」と思います。

結構大きな微粒子が あるそうなので「宇宙の成り立ちが ここで判るかもしれない」という事なので、

今「IKAROS(イカロス)」というのが飛んでいるのですよ。*2羽を広げて太陽光発電で飛ぶ衛星なのですけれども、「イカロスだから太陽に飛び込んで消滅するのか!?」と言う説もあるのですけれども そうではなくて、「日本がコストの あまり かからない宇宙開発の部分で成果を上げていくことは非常に良いことだな。有人ばかりが宇宙開発ではない。」という風に思います。

wikipedia:IKAROS

〜翼を広げて〜 IKAROS(イカロス)専門チャンネル

twitter
@

岸田 パナソニック モバイル コミュニケーションズは、来年前半にスマートフォンを国内で発売すると発表しました。グーグルの基本ソフト「アンドロイド」を搭載し、2012年前半からは海外でも販売します。脇治(わき・おさむ)社長は新製品説明会で「スマートフォン増加の流れはもっと遅く来ると思ったが、今は動きが加速しており、いかに早くシフトするかがポイント」と強調しました。
伊藤 問題は、アプリケーションソフトですよね。(動作を)速くしないと、「機能は良いけど中身が無い」(笑)ということにも なりかねないです。「そこらへん(動作の軽快さ)をしっかり日本のメーカーにもやって欲しいな」という風に思います。
岸田 アメリカ国際教育研究所が発表した報告書で、2009から2010学年度にアメリカの大学と大学院に在籍した中国人留学生の数が、前の年度と比べてプラス29.9%のおよそ12万8千人となり、インドを抜いて1位になったことが分かりました。一方、日本人留学生はマイナス15.1%のおよそ2万5千人で、前の年度の5位から6位に転落し、減少率は上位25カ国中、最大でした。
伊藤 私は この記事を見て、日本の企業の間でも海外に出すじゃないですか。でも海外に出して勉強させた成果を上手く活かすような人事制度が企業の間に無いのですよ。企業からの留学生の減少が非常に大きく響いていると思います。やはり留学生の数というのは「その国が開かれていて、外(そと)のノウハウとか人脈をどうやって築くか」というところに非常に関係しているわけですから、国がシステムとして留学生を海外、アメリカだけではなくて、中国,インド,ヨーロッパだって良いわけですよ。「そういう制度(国が海外に留学生を送るシステム)を作っていく必要があるのかな?」という風に思います。後、企業も留学した人をそれなりに ちゃんと使わなければダメですよね。留学とは とても関係のないような部署に置いて平気でいますから、それでは非効率ですよね。
岸田 商社の業界団体である日本貿易会は、企業の採用活動の開始時期を現在よりも4カ月程度遅らせる見直しの具体案をまとめました。日本経団連に提出し、産業界に向けて提言します。
伊藤 この前、大学生と会ったら「伊藤さん、私は いつ頃から就職活動をしたらいいのでしょうか?3年の春から始めたら良いのでしょうか?」という…(笑)。「3年の春から(就職活動を開始)だったら、大学4年間の内 勉強するのは2年間だけ」ということではないですか。そんなのは おかしいですよね。きっちり そういうことをしていかないと、日本の大学制度というのが「殆ど就職のためのマシーン」みたいになってしまうじゃないですか。私は大賛成です。
岸田 アップルは、音楽や映像のソフトなどのオンラインストアiTunes Store」で、ビートルズの楽曲の配信を開始しました。これに先立ち「明日、いつもと同じ一日が、忘れられない一日になります」との予告を掲載し、注目を集めました。
伊藤 私は たまたま知らなかったのですが、サイトに行ってみたらビートルズが「ドーン」とありまして、最初は「あ、ビートルズか…」と思ったのだけれども、よく考えたらappleというレコード会社があったじゃないですか。それがEMIになったのかな、EMIに買収されたのか。EMIとappleがずっと ケンカ状態だったのです。勢いの差は隠しきれなくて、EMIが経営悪化してappleは経営が上手くいっているという状況になって、EMIが折れた形になったのです。appleは今日所に動きが激しいですよね、appleも大盤振る舞いだなと思ったのは、ビートルズが初めてアメリカに行ってワシントンで講演したときのビデオが延々とタダで流れてくるのです、40分くらい。それでアメリカの女性達の興奮度というのがよく伝わってくるのですけれども、「ポイント ポイントでappleというのはソフトウェアの供給がなかなか上手いな」と。それで収益力もMicrosoftを上回るようなところに来ていて、「ITは儲からない」とは言うけれども、ちゃんとscheme*3を作れば儲かるのですよね。日本の会社も、これに対抗するのは結構大変なのですけれども、コンテンツ、これは IT業界でこれからの商売における分岐点になるような気がしました。「今のところappleは非常に上手い」という風に思います。
岸田 アメリカのゼネラル・モーターズは、ニューヨーク証券取引所などに株式を再上場しました。ニューヨーク市場の初値は35ドルと、売り出し価格を6%上回りました。
伊藤 これは また後で取り上げます。
岸田 政府税制調査会は、2011年度から導入を目指す「雇用促進税制」について、成長企業の雇用増加を後押しするため、雇用を増やした企業に対する法人税の税額控除を導入する方向で検討に入りました。
伊藤 これは法人税の全体的な引き下げの中にあるのでしょうけれども、「でも、財源は?」というと「また企業に税金を課そう」と、「一体、どちらを向いているのだ?」という感じなので、clear cutにする必要があります。「企業の活動を応援する、且つ雇用を促進するところには応援する」という。でも雇用と限ってしまうと これもまた限定されるのですよ。企業の動き そのものを活発化にすると結果的に、子会社など そういうところを含めて雇用というのは増えるので、いろいろと限定条件を付けない方が良いと思います。付けると経済は歪みますよね。
岸田 今週のニュースファイルでした。


今週【月日(金)】のポイント



今週のマーケットの動きをこう見る
【月日(金)】今週のマーケットの動きをこう見る
岸田 それでは今週の主なニュースを解説していただきます。まずは今週のマーケットの動き、先週末 中国は5%を超える下げとなって、今週も3.97%下げている大きな下げがあったのですよね。それからヨーロッパではアイルランド問題が正念場、アメリカでは結構QE2*4に対する批判なども随分出てきたのですが、物ともせず日経平均は5ヶ月ぶりの1万円回復。
伊藤 木曜日(11月18日)の段階で、引け値で10,013.63円。「少し足が速いな」とは思うのだけれども、こういう風に見れば良いと思います。「それまで中国とか金相場に行っていたお金が戻ってきた」ということだと思うのです。戻ってきた というよりも、「あまりにも日経平均が出遅れていたので その分のお金が東京に戻ってきている」ということだと思うのです。「『お金が入ってきたのなら円高になるはずだ』という話がある中で円高にならなかった」というのが私は重要だと思っていまして、この番組で ずっと「円は高値を終えた」という風に申し上げてきましたが、「それが現実になりつつあるのだ」という風に思います。昨日(11月18日)非常に面白かったと思ったのは、「アメリカの消費者物価の上昇率(コアで)が統計を取り始めて以来の最低の伸び率になった」と。一方で「中国の食料品とエネルギーに対する価格統制の計画がある」ということで、だから世界経済は今2つに割れているわけですよ。日本も含めてインフレ状況が深刻化している先進国と、中国が物価統制にまで踏み込まざるを得ないような状況になったインフレ状況と。
岸田 えぇ、えぇ。
伊藤 インドとかも そうですし、韓国は やらないのかも知れないと言われていたのに、また利上げをしましたよね。その一方で資本流入規制を発効しています。今非常にはっきりしているのは、「世界のお金の流れが新しい状況の中で少し変わってきている」と。今まで買われ過ぎていた中国の株や途上国の株に対する見直しが今入っていて、金相場も そうですよね。
岸田 はい。
伊藤 金相場なんかは高値から50ドルくらい「スポーン」と下げましたから。「そういう状況の中で出遅れ感のある日本の株などを中心にお金が入ってきている」という事だと思います。でもNYの株は昨日GMの上場などもあって170ドルくらい上げていますし、全体的には私は「世界の株は しっかりしている」と思っています。それは何故かと言うと、批判があってもQE2*5というのは6,000億ドルものお金をキシュウ(不明?? 13:30)にバラ撒くわけですから、その一部が途上国へ行って引き上げて、また日本へ行って、またアメリカへ戻って…みたいなことをやるわけですよ。「velocity*6が物凄く高い(high velocity)ので、そういう状況になっている」ということだと思うのです。「それが良いことか?悪いことか?」というのは議論がありますし、QE2に対する批判は 勿論あります。私も ずっと そこは問題視してきました。でも客観的事実とすれば、資産価格はお金の量の増加の中で上がるじゃないですか。問題なのは「その資産価格の上昇を良い形の景気拡大に繋げていけるかどうか?」というポイントです。例えば、「菅政権の迷走にも拘わらず日本の株は1万円を超えました」と。菅政権の迷走ばかり考えていたら気が重くなるけれども、「株が1万円超えたから街の人達が出始めたのかなぁ」というようなことも言えますし、そういう意味では「いかに果実を成果に結びつけて いくか」という事だと思うのです。「じゃぁ、金融緩和をしなかったら どうなるかあ?」といえば やっぱり景気は悪くなるわけで、「せざるを得ない事から生じている 可動流動性を いかにコントロールっするか?」という難しい課題に、世界は挑戦しているわけです。
岸田 はい。
伊藤 そういう意味では、こういうことが言えると思います。「株は しばらく上値寄りを続ける」と私は思います。と言うのは、それだけ通貨の供給量が増えていますから、「特に日本の株はもう少し上がっても良い」と思っています、それは安値を逸し過ぎていたから。為替について言うと、対ドルでも「ジワッ ジワッ」っと円安になっています。外の通貨に対しては円は物凄く下がっているのですよ。しばらく円安トレンドと株高は続く可能性が強いと思います。いろいろ懸念材料はありますよ、例えば「ヨーロッパはどうなるのだ?」とか、「アメリカの景気も実は そんなに良くない」ということがありますよね。でも「不況下の株高」ということも あるのだし、ヨーロッパの財務問題というのは、ギリシャで起きたときに「次はポルトガルだよ」とか「次はアイルランドだよ」と囁かれていたわけですよ。国際機関がアイルランドを支援するとか、ポルトガルで来週(11月24日)ゼネストが あるわけだけれども、もう市場の関心は あまりそこには無いわけですよ、だからユーロも足早に反発しましたよね。そういう意味で私は今週のマーケットの動きは「まだ波乱はあるが、全体的には円安,株高の方向に向かっている」という風に思います。


再上場GMの課題

【月日(金)】再上場GMの課題
岸田 続いて、「アメリカのGM再上場」ということで、これ17ヶ月ぶりの上場になるのですね。
伊藤 そうですね。1年半ぶり、早いですよね。アメリカ政府が500億ドルも資金援助をしているので、民間だけで やっていたら、物凄く時間が掛かっていましたよ。それだけ政権の命運を賭ける問題になっていたので、「一応 再上場には漕ぎ着けた」ということだと思います。売り出し価格が33ドルで18日のオープニングが35ドル、それを上回って始まり 高値が35ドル99セントだったかな?引け値が34ドル…
岸田 19セント
伊藤 34ドル19セントと売り出し価格を上回っているので「まぁ、良かったかな」という風に思うのですけれども、私はアメリカの証券取引所、NY証券取引所GM株の上場を見守るアメリカ人の顔が皆 高揚しているのを見て
岸田 そうでしたね。
伊藤 3ドルは愛国心だなと思いました。つまり「GMというものは我々アメリカ人一般の会社である」と。一回それが頓挫した、「その会社が蘇るということはアメリカの蘇りに繋がる」という一種の愛国心があったと思います。それが機関投資家などの買いを呼んで、少し実力以上に評価されたという風に思っていて、GMの内容を見てみると 本当にこれが株価を上げ続けるかどうかというのは分からない面があると思います。何故なら(高値が)35ドル99セントで引け値が34ドル19セントと高値から結構落ちていますよ。それはやはり利以後追い??(不明??17:31)を急いだ人が多かったということだと思います。理由はいくつかありまして、GMは伝統的な自動車会社の強さを標示するセダンという世界で、あまり良いクルマが無いのです。 標示‥目印をつけて外部に表し示すこと。「境界を―する」
引用元:広辞苑
岸田 えぇ。
伊藤 GMというのはSUV*7とかピックアップトラックでアメリカ国内では稼いでいるわけです。(GM製の)セダンで何か思いつきますか?キャデラックくらいではないですか?
岸田 そうですね。
伊藤 Chevrolet*8 Chevy*9とか それぐらいしか無いわけで、今GMというのは中国で売れる台数の方がアメリカで売れる台数より多いのですよ。ということは、「中国次第」ということではないですか。でも、今週の日経ビジネスに書いてありますけれども、中国では新車販売が かなり急ブレーキが掛かっているのです。一部のメーカーは前年同月比で30%くらい落ちていたりするのですよ。GMの統計は まだ見ていないのですけれども、中国市場で これからも勝ち続ける*10ことは結構難しいのだろうと思うのですよ。そうすると、これからの新車販売*11は、一番の目玉はChevrolet Voltです。私がずっとイメージしていたのは、完全な電気自動車だと思っていたのです。 wikipedia:シボレー・ボルト
岸田 えぇ。
伊藤 当初はGMも、そうやって宣伝していたのです。
岸田 そうですよね。
伊藤 そうしたら、よく見たらプラグインハイブリッドなのです。
岸田 そうなんですか。
伊藤 つまり、電気の部分で60[km/リットル]だったかな?90キロだったかな?*12とにかく「100キロ未満しか走れません」と。「それ以上走るためにはガソリンを使います」と言って、これはプラグインハイブリッド以外の何物でもないわけです。ハイブリッド車です。

アメリカ期待のエコカー「シボレー ボルト」、結構スゴイヤツか... [CORISM]

岸田 そうですよね。
伊藤 そういう意味では、GMは「電気自動車で先頭を走るんだ」と言っていた割には、「プラグインハイブリッドかよ…」という感じですよ。あともう一つ言えるのは、値段が340万円くらいする*13らしいのですよ。「政府の補助金が入っても、現在のアメリカ人の購買力の中では消化しきれないかもしれない」というのと、アメリカ人は結構クルマで長距離を移動しますからね。日本人にとっての80kmは お買い物が出来る範囲ですが、アメリカ人は そうは いかないのかも しれないですよね。そうすると社会的インフラが必要になってきます。 GM発表のページ(英語)

GM News - United States - News

日本語記事
GM、シボレー・ボルト Chevy Voltを$41,000で予約受付を開始。政府補助で実質$33,500=約295万円: しなやかな技術研究会

岸田 えぇ。
伊藤 「そういう物が まだ、上手く整っていない」と私は思っているのですよ。あと、国民の税金が物凄く注ぎ込まれています。
岸田 そうですよね。
伊藤 あと、280億ドル分くらい残っていると思うのですけれども、これを国民が損をしない形で回収をするためには、 株価が52ドルの時に政府の株を売りに出さなければ いけないのですよ。
岸田 随分…上まで…
伊藤 結構上ですよ。20ドルくらい上な訳なので、「なかなか難しいな」という風に思います。


アップルiTunesビートルズの楽曲配信開始に思う

【月日(金)】アップルiTunesビートルズの楽曲配信開始に思う
岸田 続いて、appleのお話です。先週は「映画をダウンロードできた」というお話だったのですが、今週は「ビートルズ
伊藤 だから、毎週毎週
岸田 今週のニュースファイルでした。


今週の気になる作品 - 書籍 - 『江と徳川三代』(安藤優一郎/アスキー新書)

今週【月日(金)】の気になる作品
岸田 今週の気になる作品のコーナーです。

伊藤さんが注目されている映画や本など、
世の中の作品諸々について独自の視点で語っていただきます。

今週は?
伊藤 今週は、
岸田 今週の気になる作品は、でした。




Check the Tomorrow

Check the Tomorrow【月日(金)】
岸田 明日以降予定されている内外のイベントの中から
ポイントになるものをピックアップします。
伊藤

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11月23日(火)

  • 11月24日(水)
    • 米10月個人所得・支出
    • 米10月耐久財受注
    • 米10月PCE*14コア*15デフレータ*16
    • 米11月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報)
    • 米9月住宅価格指数
    • 米10月新築住宅販売件数
    • ユーロ圏9月製造業受注
    • ポルトガルで緊縮財政反対のゼネスト
  • 11月25日(木)
    • 10月企業向けサービス価格指数
    • 米国市場休場(Thanksgiving Day)
  • 11月26日(金)
    • 11月都区部・10月全国消費者物価
    • 米債券・株式・商品市場短縮取引(為替のみ通常取引)


番組エンディング

伊藤 ということで、伊藤洋一
岸田 岸田恵美子でした
伊藤 Ate' breve*17 Obligato*18


番組公式サイト:伊藤洋一のRound Up World Now! | ラジオNIKKEI


番組存続のためにご協力くださいiTunespodcastをダウンロードおねがいします



番組公式サイトの右側に iTunes へ登録するリンクがあります。




脚注

*1:ゼネラル‐ストライキ:general strike

*2:7月23日放送の「今週のポイント」3番目でも触れられていました

*3:計画

*4:量的緩和 第2弾

*5:アメリカの量的緩和 第2弾

*6:速度

*7:sport utility vehicle:スポーツタイプの多目的車

*8:[商標]シボレー

*9:シボレーの愛称

*10:販売台数を伸ばしていく

*11:これから売れる新車はどうなるか ということ

*12:64キロらしいです

*13:41,000ドル

*14:個人消費支出:Personal Consumption Expenditures

*15:PCEコア:食料品とエネルギーを除いた個人消費支出

*16:物価上昇分を考慮しない名目の個人消費支出と、物価上昇分を考慮して算出される実質の個人消費支出との差額を調整する値

*17:See yoo soon

*18:ありがとう